わからなくなってきました
ささやくような風にゆれる、あおい景色は
休日に、はしゃぐ子たちの声は
陽ざしと、ざわめきを くるくる かきまぜ
草のにおいで世界をみたすのに
あわせて、おいらのウソも、まちがいも呑み
夢みたものを、まよわす仕業で
しずかに餓えているみたい
ふるい唄が、すぎた日をうたい あたらしい問いが
また、あしたへ送られようとしている いま
残るのは、今日があるかぎりつづく 餓えなのかな
わからなくなってきました
夏の迷路の入口は、不安なあこがれに包まれ
あらゆるものが、問うように応えているみたいだ