エンメモは、ゲームという体裁にのっとったイメージ・ストーリーだったわけです。
シーンひとつひとつを演出するかたちで、システムやグラフィックを構成していく作業が、制作の”かなめ”でした。
★ Ancient Memories(エンメモ)および teamSKYに対する問い合わせは現在、受け付けておりません。ご諒承ください。
ノエル : 16歳。ウェスタ村に住む少年。
エレノア : 17歳。行商旅団を仕切る親方の娘。
アルフ : 番犬にして、エレノアの頼もしい友。
制作当時は、二切の画用紙に詳細な地図を描いては、盛りあがっていたものです。
壮大になってゆく話の流れを追うのには、必須のアイテムでした。
なお、この地図は、当時つくられた専用サイト用に、パソコンで直に描いたものです。
ですから、小説版とはかなり違う内容になっていることでしょう。
なんだか混乱させるみたいで、すいませんが、実際の設定世界とは異なる部分があります。
哀悼版をプレイするうえで、力を入れていた いくつかの見どころを紹介しておきましょう。
”おせっかい”かも知れませんが、まあ いいじゃありませんか。スクリーンショットとともに、どうぞ。
1.動きのあるシナリオ表現
ストーリーを盛りあげる要素のひとつに、
キャラクターの感情表現があげられます。
画像は、そのほんの一例ですが、
「腕をあげる」などの特殊なパターンや
エモーショナル・バルーン(フキダシ)が
アニメーションをする様子をご覧ください。
2.二重スクロールする背景
左の画像では確認できませんが、
冒頭から二重スクロールが見られます。
背景の遠近感をリアルに再現しました。
しかしながら、多少のマシンパワーが必要です。
はじめに、添付されたReadme文書を
よく参照されたのちにプレイしてください。
3.人物のわずかな動きまで緻密に
ストーリーを盛りあげる要素の もうひとつに、
スキップできないイベント(!)があります。
キャラクターひとりひとり
思いおもいの行動を演出してゆくことで
こころの機微やら余韻やらを表現したものです。
退屈だなんて、あなたは言いません。…たぶん。
4.ドキドキの展開?
このへんまで書いて、すでにプレイしたあなた。
言われるほどには、面白くない?
シナリオの骨子だけ組んでも長文になりすぎて
遊びの部分にまで手を回せずに開発終了…
と言えば、言い訳にしかならないでしょうが
ぼくは、いま その言い訳をしてるところです。
★ 当時のteamSKYホームページにかかれた紹介文をもとに、修正をほどこしています。
★ あえて、原文そのまま掲載した箇所もありますが、エンメモの制作を再開する予定はありません。
★ また、技術的な質問は「半帖庵」では受け付けかねます。よく知らないものですから、ごめんなさい。